じゃがりこ 時々 柿ピー

のんびりブログ ねこと本と日常と

映画【3月のライオン 後編】

さて、1日空いてしまいましたが
後編も観終わりました。

後編の前半部分は将棋戦ではなく人間模様が描かれているので
ひとによっては少し物足りないかもしれませんね。




けれど、そんな描写のなかでも
人の裏側の心というか、
心理って本人以外には
絶対にわかりっこないんだなぁと
後藤棋士のシーンで感じました。


一見、後藤さんは不倫して、
怒りもすぐ露わにして、
ただの将棋が強いだけのどうしようもない男!!!な感じなんですが
意識のもどらない奥様の看病、
そして大好きな将棋への執念
本当は彼にもいろんなしがらみがあって、
その中で、自分という精神を守るための行動だったのかもしれないと思いました。

正直、不倫なのか不倫じゃないのか、人を怯えさせるような大声で捲し上げたり
どうなのか・・・という気もしますが、
彼がこのような行動に出てしまう程のなにかがあったのだ。

それは本人しか気持ちはわからないのだなぁと。

将棋のルールは、やっぱりまだわからない事だらけですが
あの空間だったり、たたずまいだったり、
将棋って洗練されていて
かっこいいなぁ。伝統あるなぁと。
(稚拙な言葉しか思いつかない・・・)

そして自分の闘い。
どれだけ自分を信じ、追い込み、相手にどう行動するか、誘導するか
いろんな心理戦がある戦いなんだなぁって。

将棋だけの熱血な話ではなくとても人間の心情とか
ゆらぎとかもこの2作で描かれているので観やすい作品です。

将棋というものにも興味をもつきっかけになる方もいるかもしれないし
うまく取り込みやすい話になっていて良かったです。

宗谷と桐山の対局の場面もとても気になりますが、見終わった後はふんわりと
このDVDのジャケットのような暖かい桜の花びらが舞い散るような気持ちになる作品です。


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